最近『生き物の死にざま』という本を読みました。
タイトルの通り色んな動物の一生、死にざまが記されている本です。
その中で興味深いなと感じたのがオスゴリラの生態。
寛大で強く、仲間の死を弔うことのできる慈しみのある動物ということが分かりました。
これは自分磨きのヒントになると思い大きく3点に分けまとめてみました。
①寛大
彼らは一夫多妻制でメスゴリラがオスゴリラの元へ子供を預けにきます。
オスゴリラの元に子供がたくさん集まり保育園状態となます。
当然子供だから暴れ回ったり、背中に乱暴に乗ってきたりもする。
だが、オスゴリラはとても寛大で気にも留めず子供たちを優しく見守ります。
子供同士が喧嘩し始めたら仲裁に入ったり、公平な目でゴリラ同士のコミュニケーションの取り方を教えていきます。
子育てを母親任せにせず、お互いに協力して育てることのできる動物なんです!
そして争うことを好まない平和主義者。
攻撃開始や威嚇のサインと思われがちなドラミング、実は戦わずして相手と引き分けにする行為なんです!
知能が高く、多少の怒りやストレスも我慢できます!
ただ我慢しすぎるとストレスでお腹を下したり、ワキが臭くなったり、最悪心臓をやられてしまい死に至ます。
人間もそうですよね。
女性と子供への向き合い方、ストレス管理、対立を避ける、コミュニケーション能力。
ゴリラすげぇ、、。
②強さ
ゴリラの強さとはなんだろう?
ビジュアル、ウェイト、シンプルなステータスや知能の高さ、筋肉質、握力、etc、、、
色んな要因があるとは思うが霊長類の中では強い動物とされている。
その裏付けとなるのが『子育て』です。
子供の死亡率が高い生物は次々と産まなければならない、子供の死亡率が低ければゆっくりと育てることができる。
子供を育てられるのは守れる強さがある証拠、そしてゴリラは野生動物では珍しく天寿を全うできる数少ない動物なんです。
子育て、群れの統率、天寿全う。
現代人間の強さとはなんだろう?
経済力?精神力?どうすれば強くなれる?どうすれば自分を守れる?周りを守れる?
最近子連れのファミリーを見ると、強さがあるんだなと感じる。
③余裕
知能が高いということは少なくとも、恐怖や痛みを知っている。
人間レベルとはいかないが、想像力がある。
仲間が死んだ事を理解できる。
40年が過ぎ、1匹のゴリラが天寿を全うする。
体が冷たくなるまでゴリラたちは離れない、まるで慕うように取り囲み弔うように毛繕いをする。
人間が最初に弔いをしたのは30万年前。
仲間の死に対し、遺体を埋葬し花を添え、弔ったのが始まりとされています。
これは仮説なんですが、生活水準のレベルが上がり、生活にゆとりが出てきた。
すると精神的にも余裕が生まれ相手の事を考えれるようになった。
大抵の動物は余裕などなく、仲間の死など気に留めません。
ですがゴリラは、立ち止まり仲間の死を弔う事ができる動物です。
仲間の死を悲しめるなんてゴリラは優しいですね。
心に余裕を持てば、相手の事を考えられ、コミュニケーションも円滑に行えるんじゃないのか?
ゴリラがそう教えてくれました。
豆知識
【名前の由来】
ゴリラはギリシャ語で『毛深い部族』の意。
【同性愛も存在する】
一夫多妻制で行動するのでどうしてもオスが余ってしまう、
それに加え温厚で平和主義、寂しがり屋のオスゴリラは同性愛に発展する事が多い。
【知能指数】
ゴリラのIQは70~95。
人間の平均IQは100。
EQ(感情指数)も気になりますね!
知ってる方は是非コメントお願いします!笑
最後に
人口増加により様々な価値観を持った人達が増えたということは、
学校や家庭で学んだ事や自分が今まで見てきた事が全部ってわけじゃない。
善悪で測れないこともあるし必要枠ってのもある。
色んな人間がいる。
物理的な安全の確保はできるようになったが、精神的なセーフゾーンは少ない。
無法地帯で毎日誰かが傷つけ、誰かが傷を負っている。
何も知らない子供が蟻を潰し殺すように、何も知らない人が人の心を殺しにかかってきている。
目には見えない、ゲガをしていないし、これといって問題なく普通に見える。
視覚で気づける人は圧倒的に少ない、気付いても気付いていないという選択をする。
だから無法地帯で道徳が生まれるのかもしれない。
社会に出るってこういうのと向き合うって事?
だとしたらゴリラのような寛大さ強さ余裕の心を持つことが必要なのかもしれません。
ゴリラさんありがとう。
【心に余裕を持つ方法】評価基準が少ないと世界は広がらない。
人は余裕があると優しくなれる、その為には自分を楽しませ欲求を満たそう。
参考文献
引用元として
生き物の死にざま
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