お店のノルマや個人売り、悩みますよね。
個人売り気にせずみんなで一緒にノルマ達成を目指す店舗もあります。
目標がないと全体のやる気がなくなり売り上げが伸びなくなる。
個人売りが少ないと周りの目が冷たくなり、
売りまくっていると誰かしらを踏み台にしてしまう。
この狭間で生じる狂いや、歪みの方向性、
人間関係にストレスを感じることがアパレル販売員の辛いとこだと僕は感じました。
仮説を立て実践し、成功した例をご紹介します。
【目次】
・個人売り結果を出す方法
・自分の意見
・肯定する
・続けた結果
・スタッフはお客様じゃない?
・まとめ
僕の伝え方で語弊がありましたらすいません。
『個人売り結果を出す方法』
結論:誰よりも接客しまくる。
これです。
具体的には、、、
- 回数をとにかく増やし、購入の確率をあげる。
- 土日出勤すれば、販売員は自販機状態です、誰でも売り上げ伸ばせます。
- 1組から複数購入を狙う。
その為には、、、
説得力のある格好をし、清潔感をもって接客。
ファッションリテラシーを高める。
必要な言葉を取り入れていく。
正直、運やタイミングも全然あるので運とタイミング以外の確率を高くしておけば個人売り1位に輝けます。
経験した方なら十分承知している事だと思います。
僕も実践してみました。
見事に売り上げを伸ばす事ができ、個人売り1位にもなることができました。
ここからは自分の意見
売り上げ伸ばす事はできました、が、、、、
どうしてもこのやり方にはどうも納得できませんでした。
競い合い、お客様の奪い合い、奪った盗られたのクソしょーもないいざこざ。
個人売りの数字で精神状態を安定させているようで気持ちよくなかったです。
売り上げが低いスタッフの精神衛生に異常がある、モチベーションの低下、チームの雰囲気低下。
特定の人物が売り上げを横取りしてしまうようなケースが多発。
当然気にする方も出てきて意見のすれ違い、スタッフ同士のコミュニケーション不足によりなぜそうなってしまったのか原因追求もできずいつまで経っても解決しない。
意見したらしたで、その考えは販売員として、人間的にどうなの?って部分で軽くマウント取られる。
意見や問い掛けに対して態度を変えられたり、余計事態が悪化するのもめんどくさい、、などなど、、。
おそらくアパレル業界ほとんどの職場で起きている問題だと思います。
そしてそんなことが多すぎて当たり前になり、そのままいまだに続いてしまっている。
そういうことする人はその人が損するだけだから放置、、みたいな対処法が多いです。
その売り上げってどっちなの?問題。
今の場面ってどっちの売り上げになるんだろう、、というケースは多いと思います。
特に働き初めだと分からないですよね、、。
現在働いて9ヶ月、スタッフの入れ替わりもありましたがある特定の人がよく人のお戻り客を取ってしまう事があり、
(本人は自分が雰囲気壊しているのを気づいていない、もしくは分かっていてやっている)それをされたスタッフの反応は3パターンある事に気づきました。
①やり返す
②不信感を抱く
③反面教師として学ぶ
この問題めっちゃ議論されていて、ネットではこういう意見がありました。
・個人売りは気にしない、そういう人は反面教師。
・個人売り気にする時点でダメ販売員。
・個人売りは譲り合い。
と色んな意見がありました。
僕個人的な意見としては、お店の雰囲気、スタッフのコンディション、モチベーション、ノルマ、カスタマーサービス、トータルのバランスを見て持続的に売り上げを取りやすくかつ、スタッフが働きやすく、お客様ファーストでベストなパフォーマンスが行えるのが店舗のビジョン。
それを達成するのに、不要な横取りでスタッフからの信用を無くすくらいだったら、譲ってスタッフのモチベーションをあげたり、業務的なコミュニケーションのみならずスタッフと雑談で『自分会話通じますよ、貴方の意見聞きますよ』といった信用を積み重ねていった方が得策と考えられます。
突き詰めていくとこの考えになり、アパレルに限らず相手を理解しようとする姿勢が大事で、他者理解は新たなサービスの閃きにも繋がります。
決してこの考えが絶対的に良い方法とは限りませんが、救われる販売員もいるのではないでしょうか?
人は自分が満たされて初めて利他的になれます、この仕組みを利用すれば自発的に自分の接客哲学ができ、好循環が生まれると考えています。
これって一体誰の何の為になるの?
売り方ってあると思うんですよ。
誰もが納得する売り方。
最終的にお客様に喜んで頂いたもん勝ちではあるんですが、
理想を言えばスタッフも一緒になって喜んでくれるような。
人の売り上げを取ってしまう販売方法、その販売方法に美徳を感じません。
自分が弱いから、自分に自信が無いから、
だから過剰接客、お客様の求めていない事をしてしまう。
もちろん間違っているとは思いません、売り上げ大事です。
雇ってもらっている、そのおかげで収入があり、生活できます。
いろんな環境があり、いろんな人間がいます。
合う合わない絶対あります。
どうしたらスタッフとの人間関係に亀裂を入れず、
売り上げを伸ばせ、お客様に楽しんで頂けるか?
仮説を立て検証。
ここまではどの人も考えてきた事だと思います。
それができないからこの状況が生まれてしまう。
分かっちゃいるけど現実は難しいってやつですね。
わかります。
ですが僕は感じました。
何が足りないのかを、、
カフェ、休憩室、雑談。
盗み聞きしていたわけではないですが、
そこで主な話の話題となっていたのは人の愚痴です。
つまり、
僕の生活範囲内にいる人極少数の実践していない行動それは、、、、
『人を肯定する』
です。
肯定する人がいないから、コミュニケーション不足だから、
わかり合おうとしないから、否定ばかりしてしまうから、
寂しいから、認めてもらいたいから。
最初に満たす承認欲求が足りないから、
欲求不満になり悪循環が生まれ人間関係に亀裂が入る。
もうやめましょう。
新しい歴史を作りましょう。
自分を肯定し、満たされた余裕で相手を肯定する。
1人の力じゃ無理かもしれないけど、
生活範囲内にいる人間は肯定します。
人を肯定する事で人間関係の悩みを解消
人を肯定する事でどうなるのか?
人間関係で悩む事がなくなります。
僕の中での肯定は、
自分が敵ではない事を証明し、貴方の存在を認めている。
という認識です。
人ってどうしても何を考えているか分からなかったりするとネガティブになりがちです。
もっとお互いを知った方がお互いのノルマを達成するのに役立ちます。
そして肯定にも色々あります。
僕が習慣化している3つの肯定をご紹介します。
- 挨拶(ファーストアプローチ)
- 雑談(ヒアリング)
- 褒める(共感)
この3つです。
では解説していきます。
①:挨拶(ファーストアプローチ)
挨拶は一日一番最初にする肯定です。
挨拶することで相手の存在を肯定する事ができます。
まず最初に行うのは一緒に仕事をするスタッフへの挨拶(ファーストアプローチ)です。
あれ?いつもより反応薄いな?元気ないのかな?体調悪いのかな?
相手の状態を確認することができます。
②:雑談(ヒアリング)
スタッフと雑談しましょう、主に聞き役に徹して。
そして相手の関心のあるものへの質問をすることで相手の気分を高揚させる事ができます。
もちろん話している時意見の違うことがあっても一度咀嚼し聞き入れ肯定しましょう。
建築的な否定が可能な関係であれば否定はOK。
③:褒める(共感)
相手に関心を持ち褒める。
身につけているものや興味のある話題に対し褒める。
褒められるの嫌な人いると思いますが、ごく一部です。
褒め続ける事で意味を持たせます。
毎日愚痴をいう人というイメージより、
毎日褒めてくれる人の方が会いたいし関わりたいですよね。
ここまで読んで気付いた方いると思います。
普段の人に対する態度が接客に反映されるのです。
つまり仕事以前に、人としてどうありたいか?が問われます。
売り上げに走り、スタッフの信頼を無くしつつ、
精神的にも追い込まれ、
歪み狂った方向性の果てに求めてもいない過剰接客をしてしまう人。
そもそも売り上げを気にせずとも結果を出し、
スタッフの信頼を積み重ね、ホスピタリティとお客様への奉仕に集中する人。
ちょっと毒のある言い方をしましたが、
後者の方が圧倒的に生きやすいでし働きやすいです。
自分、相手を肯定できるようになるには精神力が必要です。
過去に書いた記事です、気になる方は是非チェックしてみてください。
スタッフはお客様じゃない?
この考えは合理的ではありません。
会社の理念に共感し働く事を決め、
面接し紙切れに署名し契約。
スタッフになった時点でお客様じゃない?
いや、スタッフこそ気を引き締めた方がよくない?
これは仮の話ですが、、
今までは消費者としてお店に訪れ、
外側しか知らないお客様でしたが、
スタッフとなり内側を知ることになる。
今まで見ていたのは虚像だったのかと思えるような変貌っぷり。
みんな理念に共感したのでは?みんなの意思は同じはずでは?
目指す場所が違いすぎて、それぞれが迷子になっている。
なんの為の面接だったのか?
スタッフになったが、
退職しお客様になった時またそのお店へ行きたいと本当に思えるのか?
スタッフになったからこそ、
さらに気を引き締め信頼を積み重ねていった方が長い目で見た時、
お客様確保に繋がると思うのは僕だけでしょうか?
嫌な部分も含めて好きになって関係性を構築して行くって事なのか?
スタッフに対する態度。
お客様に対する態度。
気を抜いた時の二面性は命取り。
二面性は人であれば仕方ないと思いますが、
それは感情の自己管理不足です。
目指すなら、『スタッフからをもこの人に接客ついてもらいたい』
と思われるよう目標を設定すれば日々の取り組み方も絶対に変わります。
まとめると
個人売りを伸ばすなら接客しまくること。
その方法に納得行かない人は、、、
肯定する習慣を身につける事。
スタッフにこそホスピタリティ重視で信頼を積む。
これができるようになるには、
感情、体調の自己管理。
肯定の習慣化。
そして最後に、、、
あなたの接客は決して間違っていない。
あなたの味方であり理解者です。
僕はあなたを肯定します。
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