【ジンの歴史:現代編】ザックリ解説

ボタニカル、イノベーション、クラフトジン

現代のジンの流れをざっくり解説

ジンの知識を深めたい方、ジンと歴史に興味ある方オススメです。

※世界史、ジンがなんなのか、
ジュニパーベリーを分かっている前提で解説していきます。
そして専門用語使っていきます。
中級者向けといった所でしょうか。

分からないワードがあれば、
ワードだけコメントしていただければお答えします。お手数かけます、、

例) Q:蒸留酒、インへニオ型

上記のような感じで構いません。

何も分からない方は↓こちらからどうぞ↓
ジンって何?ウォッカとの違いは?ザックリ解説
ジンを学ぶ上での前提知識です。

知識ゼロでも学べるようにもっと噛み砕いてわかりやすく!
を希望の方はコメントなど頂けるとありがたいです。

現代のジン

ボンベイサファイア(1987年)

ボタニカルと、蒸留方法にイノベーションを起こしたジンがボンベイサファイア。
10種のボタニカルを公表し、ヴェイパー・インフュージョンという製法で作られるようになった。
蒸留機のバスケットにボタニカルをいれ、
スピリッツが気化した時にバスケットを通過し香りづけする仕組みとなっています。

またボトルのデザイン性も非常に美しく、サファイアカラーが心を落ち着かせる効果もあります。
ちなみに、ボンベイは植民地であったインドの都市の名前。現在はムンバイ。
統治時にインドで流行したことから、この名前がつけられた。

クラフトジン

現代では1995~2000に起きた、
蒸留方法とボタニカルのイノベーションによりクラフトジンが誕生しました。

  • ボタニカルをスピリッツに浸漬する。
  • 香味成分を気化させる、蒸留する。
  • 別々にしてブレンドするか。

クラフトジンの定義は明確にはなっていませんが、
地域性の出る、個性豊かなジンとなっています。

クラフトジンのパイオニアともいわれるのがスコットランド産の「ヘンドリックスジン」です。
キュウリとブルガリア産のバラ、ニワトコの花、カモミールの香味を加えたジンです。
ロンドンドライジンの定義にとらわれない全く新しいジンとなりました。
またジュネヴァ、オールドトムジン、ロンドンドライジン、プリマスジンの
カテゴリーに入らない多様なジンは「インターナショナルスタイル」と言われています。
新しいスタイルのジンだけじゃなく、昔のレシピで作っていたジュネヴァやオールドトムジンが復活してきています。

ボタニカル

ドライジンの3大ボタニカル

  • ジュニパーベリー
  • コリアンダー
  • アンジェリカ

ジュニパーベリーを増せば増ほどドライになり、
コリアンダーはレモンやオレンジの風味をもたらしジュニパーの香りのバランスを整えます。
アンジェリカを加えると甘くウッディな香りとなり、
つなぎの役割を果たし2つのボタニカルを調和します。

3つの要素+その他の要素で差別化につながります。
スパイシー系に仕上げるなら
シナモン、ジンジャー、カッシア、クベバの実
グレインズ・オブ・パラダイスフルーティー系にするなら
柑橘類を全面的に出すなどいろいろな組み合わせがあります。


まとめ
初めは人々に霊薬として使用されてきたジン、
オランダからロンドンへ行き人気を得たが悪魔扱いされ、
アメリカでは上流階級まで登りつめカクテルというパートナーを見つけたがウォッカに奪われる。

今では世界中の人に認知され、
ニュータイプのクラフトジンが登場。

波乱万丈のジンの歴史でした。

ご覧頂きありがとうございました。

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ABOUTこの記事をかいた人

『バーを開きたい』という目標ができ、会話力、身だしなみ、語学を学ぶ為日々取り組んでいます。 4年半バーで働いた後、派遣社員としてアパレルで働き現在はマンチェスターへ語学留学中です。 自分が独立するまでの道のりや、学んだ知識、経験を発信していきます。 よろしくお願いします^^