【蒸留って何?】歴史をザックリ解説

Distill Brandy Burn Alcohol  - matthiasboeckel / Pixabay

蒸留とは、、、(ディスティレーション distillation)

液体を熱により気化し、蒸気を集め冷やし凝縮させる事。

その蒸留に必要なのが蒸留器という装置です。

超ざっくり言うと鍋を沸騰させて、蓋に溜まった水滴集めるみたいな感じです。
水は100度で沸騰、アルコールは78.3度で沸騰。

この誤差を利用しアルコールの蒸発した蒸気を集め
冷却していくとアルコール濃度が高くなるという仕組み、蒸留酒の完成です。

古代からの技術であり、中世の錬金術師によって現在の蒸留器の原型が完成、
近世では産業革命テクノロジーが発展し連続蒸留機が発明される。

歴史

最初に蒸留が行われたのは紀元前3000年前のインダス文明、メソポタミア文明。

花や草木のエキスを抽出し香水を作り宗教に使われていたとされています。
※ちなみに最古の蒸留器がパキスタンのタキシラ博物館にあります。

古代ギリシャ、3大哲学者の1人”アリストテレス”の
「気象論」により蒸留に関する工程が記述されています。

『太陽は水を見えない気体にし、
温度が下がると気体が湿気に代わり見えるようになる。』

海水を蒸留し淡水化した記録が残っています。

このギリシャ哲学と蒸留技術の影響を受けエジプト地方で
最初の錬金術師達が誕生したのではないかとされています。

6世紀頃アラビア地域に伝わり本格的に発展していきます。
9世紀頃、現在の蒸留器(アランビック)の原型が完成。

中世の錬金術では、
物質から第5元素(不老不死の薬、エリクシール、賢者の石)を取り出し、
尽きることのない生命や財力を求め研究。

再びヨーロッパに伝わり蒸留が中世で花開くこととなります。
蒸留したものはスピリッツ(精)と呼ばれ、
アルコールは「生命の水」の意味を持ち蒸留技術は世界へ広まっていく。

日本へ伝わったのは※17世紀江戸時代、中国、朝鮮半島経由で
沖縄、九州地方に伝わり蒸留器(アランビック)が訛り、
“蘭引”(らんびき)と言われ現在でも蘭引を使用した蒸留酒が日本で造られています。

ちなみに蘭引は大分県中津市村上医家史料館蔵で見物できます。

※14世紀に伝わった説もありますが、
江戸時代のほうが歴史的にみて有力と判断しました。
情報ある方、コメントお願いします、、、。

進化した蒸留器と蒸留酒の誕生により、
水の安全性に問題があったヨーロッパ地方では
お酒を水で薄めて水分補給をするという日常生活では欠かせないものとなりました。

現在では蒸留酒は嗜好品とされ、多種多様で飲まれています。
蒸留でできるものはお酒や、香水が多くです。

特徴、種類

大別して単式蒸留器と連続式蒸留器の2種類があります。

1つ目【単式蒸留器】

エタノール精製度は連続式に比べて低く、
必要なアルコール度数を得るために2回蒸留をする。
エタノール以外の成分も回収するため、
発行において生じた様々な香味成分を含んだ個性の強い蒸留酒ができる。

2つ目【連続式蒸留機】

連続的に蒸留できるため洗練された90度のエタノールが出来上がる。
一連の操作で量産が可能となる、
単式に比べ個性は無いがエタノール以外の成分が除去され洗練したクセの無い蒸留酒ができる。

また中世では様々なタイプの蒸留器があり、その中でも代表的な蒸留器が

  • マリアの三本腕の蒸留器
  • デモクリトスの蒸留器
  • ゾモシスの冷蒸留器

中二病にはたまらないネーミングセンスですね。

装置を工夫することで錬金術が発展すると考えていた、
結果様々なものを蒸留し薬品や化学物質、
科学機器が発明され医療も発展していきました。

ザックリいうと微生物により生成されたアルコールをさらに
濃縮して、度数の強いアルコールを作った。

飲めるし、医療にも使える。ええやんこれ。

人体への影響

蒸留酒を飲むとどうなるか?
食前、空腹時に飲んだ場合、
胃液の分泌を促し、食欲をかきたてる役割を果たします。

また糖分が少ないため、中性脂肪がつきにくく太りにくいお酒です。
度数が強いので一気飲みを何度もすると当然ですがぶっ倒れます。
原料や製法、国によって様々な蒸留酒があるので色々試してみたいですね。

お酒は古代からお酒はストレートでは飲まず、
水やミルクなどで薄めて飲んでいました。

古代だと、、
ストレートで飲めるのは酒神のみ。
神の真似事をすると、人間は理性を失い堕落してしまう。

要するに酔っ払う事は非常に野蛮な事となっていたようです。

適量、自己管理、強い精神力を備えることでお酒への新しい発見があります。

最後に

超ざっくりまとめると、古代ギリシャとアラブの科学の集結でできたスゴイ技術ってことです。

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ABOUTこの記事をかいた人

『バーを開きたい』という目標ができ、会話力、身だしなみ、語学を学ぶ為日々取り組んでいます。 4年半バーで働いた後、派遣社員としてアパレルで働き現在はマンチェスターへ語学留学中です。 自分が独立するまでの道のりや、学んだ知識、経験を発信していきます。 よろしくお願いします^^