スピリッツって何?蒸留酒との関係は?誕生の歴史をザックリ解説

Magician Skull Psychic Visions  - squarefrog / Pixabay

スピリッツとは(Spisits)、、

お酒の世界で蒸留酒を全般に意味しています。
ウイスキー、ブランデー、ウォッカ、ジン、ラム、テキーラ、焼酎など、、

上記の画像が僕の認識です。
ハードリカーなんて言ったりもしますが、
スピリッツ自体も日常生活ではほとんど使わないワードですよね、、

蒸留酒と毎度言うのはメンドウなので
お酒業界ではスピリッツと言います。

↓蒸留についての記事↓
じょ、蒸留って何?蒸留酒?わっかんね。ザックリ解説

醸造酒(ビール、ワイン、シードル、日本酒)度数は低く、
糖質が多く含まれているのに対し
蒸留酒(スピリッツ)は糖質、カロリー低めで度数は高いです。

混成酒(リキュール)は醸造、蒸留酒に糖分や
果実、薬草などを漬け込んであるお酒。明確な定義はないです。

日本では酒税法の関係でウイスキー、ブランデー、焼酎は単体で分類されています。

ウイスキーはウイスキー、ブランデーはブランデー、焼酎は焼酎。
その他の蒸留酒はスピリッツと分類されます。

語源は、錬金術により生まれた
魂を震わせる酒、職人の魂が込められている酒そういった意味合いがあります。
結構お酒の事を話すとスピリチュアルな感じになって
ウサンくさくなっちゃうんですが仕方ないですね笑

ここから本題入りますが、
世界史を知っている前提でざっくり解説していきます。
ちょっとムズカしいかもです、、、。

歴史

スピリッツ(蒸留酒)が誕生したのは11世紀。

蒸留技術自体は5000年前からありますが、
お酒を蒸留したのは※11世紀頃ではないかと言われています。

考え方によっては異なるかもしれませんが、
歴史の流れや人々の認識、当時の技術など
あらゆる視点から考えてた仮説で解説していきます。

※メソポタミア時代にデーツの汁を発酵、蒸留させた記録もありますが
この頃の蒸留器は原始的であり、現在の洗練されたスピリッツではなく、
8世紀頃アラブ地方で現在の蒸留器の形が発明されたことから
11世紀頃を紹介させていただきます。

イスラム帝国が8世紀に現在のスペインを侵略したことから、
イスラム圏で成熟した蒸留技術がヨーロッパに逆輸入されたことにより、
スペインでワインを蒸留しブランデーが誕生。

この頃のブランデーは熟成されておらずホワイトスピリッツであった、
ワインに添加し腐敗を防ぎ品質を保つ為に使用されていた。

ここからヨーロッパ全域に蒸留技術が浸透していき、
様々な国でスピリッツが誕生しました。

さらに大航海時代、スペイン、ポルトガルの影響で蒸留技術は世界へ広がっていきました。
日本は中国、朝鮮半島経由で沖縄、九州に14、15世紀頃伝わりました。

蒸留は高温で熱して作る火の酒であり、
火の酒は人の魂を震え上がらせ、肉体に活力をもたらす効果を持つとされていました。
また錬金術と密接な関わりがあることから、
蒸留したものはスピリッツ(精神)と言われていました。

ギリシャ神話ブドウ酒と豊作の神ディオニュソス、古代エジプト、
初期のキリスト教や秘密結社。蒸留と歴史は密接な関わりがあります。

古代文明初期の蒸留目的は不老不死の霊薬や、
相反する2元素火と水のアクアデーンズ(燃える水)可燃性のある液体、
黄金や賢者の石といったものを錬金術師は求めた。

主には儀式で使用されることが多かった。
この蒸留技術が中世の錬金術師達により
様々な種類の蒸留液が造られた。

中世に化学、錬金術、医学が結びつき
蒸留は人類にとって欠かせない技術となりました。

原料、蒸留方法、蒸留器の形や素材など、
国によって様々であり出来上がるスピリッツも全然違ってきます。

そのスピリッツがその国でどんな歴史を持ちどんな役割を果たしていたのか。
次回、世界のスピリッツを紹介していきます。

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『バーを開きたい』という目標ができ、会話力、身だしなみ、語学を学ぶ為日々取り組んでいます。 4年半バーで働いた後、派遣社員としてアパレルで働き現在はマンチェスターへ語学留学中です。 自分が独立するまでの道のりや、学んだ知識、経験を発信していきます。 よろしくお願いします^^