お酒とは、、
アルコール(※エタノール)を含む液体で飲料となるものがお酒です。
※エタノールとは? エタノールはアルコールの一種。「酒精」とも呼ばれます。
飲料に適さない工業用、医療目的のアルコールは酒類から除かれます。
日本の酒税法ではアルコール分1%以上の飲料がお酒となっています。
アルコールの語源はアラビア語の「al koh`l]とされています。
世間一般的な『お酒』という言葉の認識は、
酔う液体、体に変化のある液体、大人の飲み物、といったところでしょうか。
今回はお酒の歴史や種類、人体にどんな影響があるか?計3点お伝えしていきます。
では本題入ります。
歴史
アルコール 名前の由来
古代エジプト、
孔雀石(マカライト)をすり潰し青色の粉末状のものをまぶたに塗り、
魔除け、虫除け、目の病気から守るために使用していたものをコールと呼んだ。
アラビア語の定冠詞al-が付きアルコールとなる。
コールは現代でいうアイシャドー。
ちなみに最初に使用したのはクレオパトラ。
ここで言葉が誕生しました。
でも現代と意味合いが異なります。
そして時代は古代から中世へうつります。
アラビアで栄えた医学と錬金術がヨーロッパで医学の研究対象になり、
蒸留で得た薬液を『アルコール』と呼びました。
そしてアルコールと言う言葉の認識が、
「生命の水」に転用され「酒」の意味を持つようになりました。
他にも蒸留をすることから「火の水」といった意味合いもあります。
- ラテン語 アクアヴィット
- ロシア語 ウォッカ(ズィズネーニャ・ワダ)
- ゲール語 ウイスキー(ウシュク・ベーハー)
- フランス語 オー・ド・ヴィー
など、各国によって様々な呼び名があります。
ヨーロッパでは水の安全性に問題があり、
薄めた酒を水代わりにして水分を摂取していたので日常生活では必要不可欠。
まさに「生命の水」ですね。
ここからは仮説ですが、
衛生的に危険だったヨーロッパの水、そこで飲料水の代わりにアルコールを飲んだ。
そして何世代にもわたりアルコール耐性をつけながら進化してきた。
ヨーロッパ人がアルコールに強いのも納得出来ます。
やがて蒸留技術などが日本、九州、沖縄に伝わり、
何世代にも渡り進化していったと考えるとやはり九州、沖縄の方にアルコール耐性がある人が多いのも納得出来ます。
お酒の作り方の種類
大きく分けて3つ。醸造、蒸留、混成。
- 醸造酒(ビール、日本酒、ワイン、紹興酒など)
- 蒸留酒(ウイスキー、ブランデー、ジン、ウォッカ、焼酎など)
- 混成酒(リキュール、梅酒、ヴェルモット、薬用酒など)
醸造酒/紀元前、人類が初めて出会った酒。
果物や穀物を原料とし、
酵母の働きによりアルコール発酵が行われできたお酒。
アルコールを生成する最初の工程。
微生物によって生成されるアルコール。
↓詳しくはこちらをどうぞ↓
醸造酒って何?発酵?何それ
蒸留酒/中世、錬金術により生まれた酒。
醸造酒を蒸留によりさらに度数を高めたお酒。
発酵で得たアルコールを蒸留により、
アルコール濃度を高めた液体。
↓詳しくはこちらをどうぞ↓
スピリッツって何?蒸留酒との関係は?誕生の歴史をザックリ解説
※ざっくり説明
ビールを蒸留するとウイスキー、ワインを蒸留するとブランデー
大体こんな感じと思ってください。
混成酒/古代ギリシャ、医学の父ヒポクラテスにより生まれた薬酒。
現在明確な分類はできていないです。
醸造酒、蒸留酒に植物や果実などの糖分や香りを添加したもの。
また果実、果皮、種子、草木をアルコールに混ぜて蒸留するか、
アルコールに浸漬させ香りを移したりもします。
日本で馴染み深いのは梅酒ですかね。
人体にもたらす影響
脳の中枢神経の働きが抑制され、
「酔い」により判断力、認識能力、集中力の低下。
気分が良くなり、興奮状態になる。
理性がだんだん失われていくので、
限界を超えると意識や欲望が暴走してしまう。
自己管理能力と強い理性が備わっていると、
酔いをコントロールできる。
メリット
ストレス解消、精神面、メンタル面での回復薬、
動脈硬化を防ぐ善玉コレステロールを促す効果があります。
また適量の酒は「百薬の長」と言われています。
酒に限らず適量は大切です、
しょうゆを一気飲み、砂糖を食いまくる、確実に死に近づきますよね(笑)
たとえが雑でしたがお酒も適量を守れば健康には良いということですね。
デメリット
主に飲み過ぎにより起こるトラブル、人間関係などの悪化、理性を失ってしまう。
頭痛を引き起こし、後日のコンディションが低下する。
物にもよりますが質の悪いお酒を飲むと頭痛を引き起こしやすくなります。
個人差あるとは思いますが、
お酒を飲むと人は驚くほど別人になってしまう方もいます。
酔うと自分はどうなってしまうのか、事前に把握しておくと
トラブルは避けられるかもしれません。
- 二日酔いにならないようにするには
空腹でのアルコール大量摂取は避ける。
飲む量を決めておく。
たくさん飲むのであれば、しっかり食事をしておく。
水も摂取しておく。
- 二日酔いになった場合
水を大量に飲む。
炭水化物を摂取。
アサリの味噌汁、ポカリスエットがオススメです。
アルコールを分解した際に生じる
アセトアルデヒドにより胃が炎症を起こしやすくなります、
胃薬の服用をオススメします。気持ち悪さを無くすことができますが、体のだるさは残ると思います。
駄菓子のラムネ、これオススメです。普段肝臓は糖分を作りますが、
アルコールを摂取するとアルコールの分解作業に追われます。
すると体が糖分を欲しがるようになります。
そこで役立つのが駄菓子のラムネです、ブドウ糖なので優しい甘さが効きます。
↓お酒の雑学についてはこちらをどうぞ↓
お酒は太る? お酒の雑学 6選
最後に
お酒についてざっくり説明させていただきました。
どんな歴史があり、どんな種類があり、人体どんな影響をもたらすのか。
知っているだけでもお酒の飲み方や価値観が変わってくると思います。
適量でお酒を飲み、メンタルケアをして、日々のコンディションUPにつながる生活を送りたいですね。
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