人から信用を得るにはどうしたら良いのか?
一般的に言われているのが、、、
- 清潔感がある。
- 挨拶、謝罪、感謝を伝えられる。
- 言葉と行動が伴っているか?
- 嘘をつかない。
- 愚痴を言わない。
- 約束を守る。
などが挙げられますが、原則を理解していればタイトルの考えに行き着きます。
人はどういった事に信用を置くのか?
それは『確実なもの、間違いないもの、絶対的なもの』です。
確実で間違いなくて絶対?そんなものあるのか?
あるんです。
人は安全欲求というものがあり、安全が満たされて、確認が取れた状態に信用を置くことができます。
人は余裕があると優しくなれる、その為には自分を楽しませ欲求を満たそう。
例を挙げますと、、、
このブランドの品質は確実。
あの人は絶対に人の悪口を言わない。
あの人の作る料理は間違いなく美味しい。
などなど、、結構身の回りを観察してみると信用があります。
ちなみに僕が日々心がけている事は、「絶対」挨拶、謝罪、感謝を伝えるです。
これを行うだけで信用度はアップしていきます。
ただ人間なので毎回『確実なもの、間違いないもの、絶対的なもの』って難しいと思います、だからこそ前向きな姿勢を見せる事で信用を獲得することができます。
信用を得るとどうなるのか?
人間関係に対するストレス軽減、どういったコミュニケーションを取ればいいかわかる。
安心できる、人が集まる。
僕はシンプルに生きやすい。と感じました。
この信用の原則を理解しているだけで、コミュニケーションをとるのが楽しくなります。
さらに日常の人付き合いも、恋愛も職場も友人関係にも活用できるので是非試してみてください。
ただ一言では言い表せられない程複雑な仕組みなので解説していきます。
その前にザックリ2つのポイントに分けて流れを解説すると、、、
『第一印象+その後の言動』
第一印象でおおよその人物イメージの構成、その後の言動が一致し続ければ信用獲得に繋がる。
これが流れとなります。
では自分の実体験も含め信用を分解して具体的に解説していきます。
第一印象
まず人の5感覚に視点を置いてみました。
人は視覚で8割、聴覚で1割受け取って日々情報処理しています。
視覚で8割ということは視覚で大抵の事は判断しているという事になります。
初対面で会う人であれば、視覚から第1の情報を受け取りその人の人物像をイメージします。
もちろんこれは無意識で行われることの方が多く、意識的に行っている人はかなり少ないと思います。
ここで本題の信用を交えて考えてみると、、
目の前にいる人に道を聞こうとします。
この場合誰に聞きやすいでしょうか?
恐らく大半の人が通行人Bに道を聞くと思います。
なぜ通行人Bなんでしょうか?
僕が視覚情報で得た人物像をイメージした結果は以下の通りです、、
- 威圧的ではない
- 話を聞いてくれそう
- 質問と回答のレスポンスがスムーズそう
1番最初に入ってきた情報は『威圧的ではない』でした。
もちろん普段は無意識です、ですが意識した時に浮かんだのがこれでした。
自分の生きてきた今までの経験、蓄積されたその見た目の傾向や記憶を元に、イメージ構築、仮説を立てて、、
「この人に道を聞いた方が話が早そうだ」という判断になります。
これは先程の『安全欲求』とリンクしている部分があると考えられます。
信用・信頼のない人物の言う事は聞けない、これは生物としての防衛本能。
となれば第一印象で『威圧』という要素が入っていると『信用』から遠ざかってしまう。
なるほど、、。
確かに思い返せば、、、
学生時代口、舌、耳ピアスだらけでアホみたいに髪も染めていた。
目立ちたかったのか?認められたかったのか?いや普通にモテたかったんだと思います。
第一印象
『威圧的』『不快さ』『清潔感の欠如』
全て揃いバキバキに方向性を間違え、久しぶりにエサ与えられた鯉の如く口パクパクしながらイキリ散らした挙句、
当然話しかけられる事はなく、自分がどういう人間なのか認知している人も少ないので余計に話しかけられません。
接客業をするようになって意識が変わりました。
今では黒髪、ピアスは無し、清潔感を意識し、主にシャツにスラックスといった綺麗目な身だしなみをしています。
個の消失です。無駄を削ぎ落として『威圧』を徹底的に無くしました。
すると驚くことに話しかけられる回数が圧倒的に多くなりました。
なので第一印象が信頼に繋がるというのは納得がいきますね。
伝え方
「おいおい、待ってくれ。人を見た目で決めつけるのか?」
と突っ込まれそうですが、そんな事はありません。
あくまで視覚での情報収集、次に言動次第で信用の判断基準が決まってくる。
傾向と確率を考えているだけです。
上記の画像のように、中身や思考は全然異なる部分があります。
あれ通行人Bいい感じの第一印象なのに、通行人Aは良い人そうだな、、。
内面と事情が分かればどちらに道を聞くかも変わってきますよね。
第一印象でイメージ構築された『信用』のできる人物像。
いざ話しかけてみたら、信用どころか警戒や不安感、不快感を感じイメージ崩壊。
といった事が当然起こります。
第一印象は『インスタントな信用』に過ぎません。
慧眼や洞察力のある人から見ればすぐに見抜かれてしまいます。
これから付き合っていく人達との信用を獲得するには言動の一貫性と持続が必要になってきます。
言動の一貫性と継続
第一印象でイメージ構成された状態で相手の言動を洞察します。
発言と行動が伴っているのか?一貫性はあるのか?
例えば、、
自分は遅刻しません!と言ったものの、毎日遅刻してしまったり、、、
人に指摘をした本人が指摘した事できていなかったり。
構築されたイメージ像の崩壊、言葉と行動の矛盾。
全てにおいて一貫性を持つ事が正解とは思いませんが、
冒頭でお伝えした『確実、絶対を提供できる人物』が信用に繋がります。
自分で決めた事を成し遂げる
といった理念を持つことが重要なんです。
毎日継続が可能で、周りに認知され、信用に繋がること。
それは冒頭でお伝えした『挨拶、謝罪、感謝』です。
小野くん絶対遅刻しないし絶対挨拶するし、絶対人の悪口言わないよね。
素直に過ちを認めるし、感謝の言葉も伝えてくれる
なんか心地がいい、安心する、話したくなる。
これは僕が第一印象で発信している情報、そして言動の一貫性と継続による結果です。
こういった有難いお言葉を頂ける様になったのは自己管理を徹底的に意識してからです。
自己管理能力を高める習慣 5つの方法
心の健康管理、体の健康管理、感情の管理、思考の管理、時間の管理、食事の管理などを継続した結果、評価していただいたと僕は捉えています。
何より、人が元気をもらえるような言葉を直接伝えてくれる事が嬉しいですよね^^
視覚から情報を得て仮説、考察、推論を立てる方法。
相手が信用できるイメージをしやすいように第一印象で情報発信する、そこから構築された人物イメージと言動の一貫性と継続で信用に厚みを増す。
これが結論。
では初対面で相手がどんな人物なのか?どうやって情報処理してイメージを作り仮説を立てるのか?
決して見た目で決めつけているわけではなく「おそらくこういった人物ではないのか?」という考察、仮説を立てるだけです。
僕の場合だと、、、
・服は手入れをされているか?シミや汚れ、クタクタ具合、服にそこまで意識がないという事は時間がなかったか?普段から管理を怠っているのか?
管理ができないという事は自己管理ができない可能性がある、顔色、爪、目脂は大丈夫か?
・靴は手入れをされているのか?靴まで手入れをされている場合は気配りができる人の確率が高い。
といった具合で様々な考えを巡らせ、1番確率が近い人物像のイメージ構築を行います。
1番情報濃度がある部分は『身だしなみ』、服装は自己表現でもあるのでその人がどんな人物なのかイメージしやすい情報源です。
以前ファッションは心の投影という記事を書いたので是非ご覧になってみてください。
フッションは心の投影?自己スタイルの形成方法について考えてみた。
ただこの洞察と慧眼は経験と観察の継続によって得たものなので習得には時間がかかります。
身に付く方法としては、、、
『たくさんの人に出会う』です。
色んな人と出会って第一印象のイメージ構築。
そして言動の一貫性と継続にフォーカスして脳内にデータストックしていきます。
すると大体のジャンルわけができるようになり、そこから傾向と確率がわかるようになります。
人と会って会って会いまくって、会話もすればする程洞察力や慧眼、コミュニーション能力などが身に付きます。
ただ、身に付き方も重要で ちょっと洞察できる様になってくると『決めつけ』という楽な方法を選んでしまいがちになります。
その方向で洞察の基盤ができてしまうと、『人間性』に問題が生じかねないです。
歪んだ基盤の上にできた自身の成長に繋がらないプライドは誰の得にもなりません。
決して『断定』ではなく、『おそらく』で洞察、考察を強くオススメします。
まとめ
相手が信用できるイメージをしやすいように第一印象で情報発信する。(威圧の排除、清潔感、快を意識)
そこから構築された人物イメージと言動の一貫性と継続で信用に厚みを増す。(理念を持つ、約束を守る、認識してもらう)
より濃い情報を得て確率の高いイメージするには洞察力が必要。
身に付くには人と出会いまくってコミュニケーションする。
以上です。
ご覧いただきありがとうございました。^^
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