美味しいの探究【聴覚編】

■音と味覚

料理と音のペアリング

音が味覚に及ぼす影響ソニックシーズニング

2つ以上の感覚が影響し合いながら知覚するクロスモーダル知覚

様々な要因により、美味しさに繋がっています。

今回は聴覚、音について探求していきます。

料理と音のペアリング

上記でも記述しましたが、現在では料理と音のペアリングが存在しています。

どういう事か?

・料理と音を組み合わせる事によって、食体験をアップデートする。
・咀嚼した時の音や食感による振動。
・料理の見た目から連想される脳内イメージで流れる曲や音と店内BGMのベストマッチによる美味しさ。
・自然界の音を流す事で臨場感を味わいながら食事を豊かにする方法。

バーにある音を考えてみました。(心地良さそうな音)
シェイク音、液体の注がれる音、コルクを開けた時の音、BGM

こんな所でしょうか?まだあるかな?
シェイクのテンポだったり、注ぐ音とかコルクの音とかAMSRですよね。

人は食べる前に様々な想像を膨らませます、
自身の今までの体験により記憶を呼び起こし想像の中で一度味わっています。

その記憶の呼び起こすキッカケとなるのが五感であり『音』です。

音には様々な感情や思い出があります、これまでどんな経験や体験をして
記憶してきかによって人それぞれ呼び起こすキッカケは違います。

音が味覚に影響を及ぼす『ソニックシーズニング』

ソニックシーズニング=音の調味料です。

高周波のサウンドを聞きながら食事をすると『甘さを感じやすくなる』という研究データがあります。
※ちなみに飛行機では人には聞こえない高周波による影響で『うま味』も感じやすくなります。
飛行機で割烹料理とか食べたら面白いかもしれませんね。

そして低周波のサウンドを聞きながらの環境では『苦味』を感じやすくなります。

つまり音の環境、テンポ、高音、低音によって味覚が変化するということです。

爆音でテンポの速い環境では、
お酒の場合
甘さを感じやすくなり、飲むスピードが早くなる。

食事の場合では
甘さを感じやすくなり咀嚼スピードが速くなる。

なるほど、面白い。

調べているうちに、面白い本に出会いました。
オックスフォード大学、心理学者、知覚研究者のチャールズ・スペンス氏による
『おいしさの錯覚』という本。

ガストロノミー(美食学)とサイコフィジクス(精神物理学)を合わせた、
『カストロフィジクス』という新しい学問についてです。

赤い照明と『甘い音楽』を組み合わせると、赤ワインのフルーティーさを際立たせる。

甘い音楽がどういう事なのか?この本によると

オペラ、トゥーランドットの『誰も寝てはならぬ』を聞きながら赤ワインを飲むと
深みを際立たせ、加えてイタリア料理の満足感を高める可能性がある。

■実際にやってみた。

ワインの経験値はあまり無く、
良い香りだね、軽い、重い、酸味あるね、ちょっとほろ苦いね、ぐらいしか分からないけど挑戦。

料理は趣味程度なのですが、いっちょまえにペンネ・アラビアータを調理。

照明を赤まではいかないけど、なるべく赤っぽく設定。

準備が整い『誰も寝てはならぬ』を流す。

■感想

確かに、深みを感じるって言われればそう感じる。
満足感はあるような、ないような、、
そもそも自宅での環境じゃ難しいな、、
日本人だと厳しいのかな?感じ方が違うのかな?
ただ脳内で連想されたのは
“真紅、オペラ、赤ワイン、イタリア料理”
自宅じゃなければ、お店の雰囲気を味わいながら、
よりイメージを膨らませることができるな。
っていうのが個人的な感想です。

意識しすぎてもダメなんだな、
無意識の時に感じた感覚こそ面白いのかもしれません。

あからさまに『やってますよー』じゃあ無く、
ゲストが気づいた時や問いかけられた時に
実はね、、って答えられたら面白そうですね。

・クロスモーダル知覚

2つ以上の感覚が影響し合いながら知覚する事をクロスモーダル知覚と言います。
料理を食べる際に、視覚による見た目、嗅覚による香り、触覚による咀嚼時の弾力、聴覚による快音、味覚による味わい。

料理を食べるだけでも2つ以上感覚を使用していますね。
特に視覚、嗅覚、聴覚は心理、生理、環境による影響で想像の中ですべに食べています。

人間は想像力があります、仮に文字でも想像を膨らませることはできますよね。

例えば
シュワシュワ炭酸のシャインマスカット
え?シャインマスカットが炭酸?食べるとシュワシュワするの?気になる!食べてみたい!

トロ〜り伸び伸びチョコチーズ
チョコなの?チーズなの?どないやねん!気になる!食べたい!

もっちもちたゆんたゆんメロン
もちもちでたゆんたゆんのメロン?絶対美味しいやつやん!

このように、脳内イメージだけで美味しさを膨ませる事もできますね。
(※僕個人の感想です、、)


まとめ
色々と調べて分かったことは、どれも心理的共通点があるということ。
誰もが快音を求め、美味しい記憶を呼び起こしている、または記憶している。

いかに騒音を少なくして、安心感を与える環境作りをできるかがポイントとなりそうですね。

ちなみに人間は低音を好むそうなので、
心地よい低音の流れるBGMやAMSRによるゾクゾクするような刺激音なども利用していけば美味しさに繋がりそうですね。

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ABOUTこの記事をかいた人

『バーを開きたい』という目標ができ、会話力、身だしなみ、語学を学ぶ為日々取り組んでいます。 4年半バーで働き、現在はアパレル販売員です。 自分が独立するまでの道のりや、学んだ知識、経験を発信していきます。 よろしくお願いします^^