古代ローマ 誕生から分裂までザックリ解説

歴史を知っているとお酒が学びやすくなる。

僕個人の感想です。
もちろんお酒に限らずですが、知っていて損はないと思います。
という事で、古代ローマ誕生から分裂までの流れをザックリ噛み砕いて解説していきます。

前提知識として、
西洋史やギリシャ神話を知っているとさらに入ってきやすいと思います。

では本題入ります。

ローマ建国神話

トロイア戦争後

トルコ西岸のトロイ、ギリシャ軍に攻められトロイ王の婿アエイネスは
困難の末イタリアティベル川にたどり着く。

そこにはラティヌスと呼ばれる王が王国を築いていた。
アエイネスはラティヌス王と出会い、仲良くなり、王の娘と結婚。
子が生まれ、子は王に即位。
周辺地域をラティヌスにちなみ『ラティウム』と呼んだ。
※これがラテン語の起源

時は流れ、王の1人娘が次の王を生む前に叔父が王に即位してしまう。
娘は巫女にされてしまい、川でまどろんでいると天界から見ていた
『軍神マルス』が娘に一目惚れ、2人は恋に落ち愛を交わし双子を宿す。
しかし叔父に見つかってしまい、川に流されてしまう。

狼と双子

7つの低い丘がある場所に流れ着いた双子は1匹の狼に助けられ、
狼は自分の子ように乳を飲ませ双子を育てた。

ある時、羊飼が双子を発見。
狼から引き取り『ロムルス』と『レムス』と名付けた。

2人はたくましく成長していき、若者のリーダーになる。
立派になった2人を見て羊飼は2人の出生の秘密を伝えた。

真実を知った2人は復讐を決め『ラティウム』へ。

ローマ建国

無事に叔父を倒し、新たな国を作ろうと建国を決める。
国を作る場所は2人が流れ着いた7つの低い丘。

王に即位した2人は建国の最中、兄弟喧嘩で『レムス』を失ってしまう。
『ロムルス』は生贄に捧げ、自らの名前にちなんで『ローマ』と名付ける。

紀元前753年、初代ローマ王ロムルスと3000人の民と共にローマの歴史が始まる。


以上が建国神話です。
ここからが建国後のローマの流れをザックリ解説します。

領土拡大

部族との戦い

建国中は周りの部族と戦争に明け暮れる、連勝続きで一目おかれる存在になる。
そして多くの部族や有力者達がローマに移り住む、ローマ人達は彼らに自分たちと同じ権利を与えた。

敗者も外国人も同化することで都市国家から巨大帝国へと成長。

しかしロムルスを含んだ7代目の王が独裁政治を行ってしまい、追放されることになる。
ローマは共和制へ。
元老院が議会を強化、新たな政治体制が始まった。

ガリア襲来

前390年屈強なケルト人が現在のフランス辺りに住んでいた、
ローマ人は彼らを『ガリア』と呼んだ。
ガリア軍は現在のイタリア北部へ進行、一方ローマでは貴族と平民が争っていた。
そこへガリア襲来、ローマ建国後初の外国からの侵略を受けた。
殺され、奪われ、犯され、ローマは滅亡の危機に陥る、
そして7年の時が過ぎガリア人は去って行った。

周りの部族にも見切りを付けられ、襲われることになるがローマは耐えた。
新たなリーダーを決め戦いに勝利、法律を決め統治。
幾度の戦いを重ねローマはイタリアにおける一大勢力となった、
そして前300年ローマは現在のイタリアを統一。

領土の拡大

ローマvsカルタゴ、シチリア島を巡る戦いポニエ戦争、
3度にも渡る戦争の末勝利したのはローマ。
領土を拡大したローマは各領土にローマ式の土木工事を行う。

マルセイユ、ロンドン、ウィーンこれらを属州(プロヴァンチア)とし、
税金を収める義務をもうけた。

莫大な富を手に入れたウハウハ状態のローマはさらなる征服戦争を望み、
南フランス、ギリシャ、トルコ西岸、シリアを属州にする。

古代ローマからローマ帝国へ

3人のリーダー

領土を拡大し過ぎたせいで、コントロールが効かなくなり社会が混乱。
人々は新たなリーダーを求める、そこで3人の強力なリーダーが誕生。

剣闘士の反乱を鎮圧した クラッスス
地中海の海賊を一掃した ポンペイウス
名門貴族の ユリウス・カエサル

この時点でカエサルは共和制に限界を感じていた、
カエサルの呼びかけで3人は会合を開き元老院は無視。
パルティア遠征に向かったクラッススは戦いで亡くなり、
微妙な関係の残った2人は対立。

ポンペイウスは元老院側へ。
ガリア遠征へ行っていたカエサルは戦いに勝利しガリア総督となる。
民衆からの支持率の高さ、共和制への不満、ガリアでの勝利。

このままではまずい、、元老院側はカエサルの軍を解散する命令を下す。

カエサル『賽は投げられた、、』
ローマへ凱旋する。

ローマ皇帝誕生

中央政権を倒し、ローマの全権力を手に入れたカエサルは貧困層を助けました。
貧困層に土地を分け与え助ける活動をしていましたが、
この活動を面白くないと思っているグループに暗殺されてしまいます。

中央政府も無い、カエサルもいない、ローマは誰の権力なのか分からない状態の中
カエサルの後継者『アウグストゥス』がリーダーとなります。

反乱分子を全滅させ、全権力を手に入れ、
国の頂点に君臨し国の運営をする初代ローマ皇帝になり、
古代ローマからローマ帝国へ。

政治をしっかりと行いローマ帝国に平和と繁栄を200年もたらしました。

ローマ分裂

平和だったローマもある時から北方のゲルマン民族から攻撃を受け、
中東のササン朝からも攻撃を受け、国内ではイカれた皇帝が誕生したり、
反乱が起き、疫病も流行り完全にカオス状態になってしまいます。
1人の皇帝ではどうにもできなくなり国を分けることになりました。

ひとつの国家としての歴史が終わり、
東ローマ帝国と西ローマ帝国に受け継がれる事になりました。

後のイングランド、フランス、ドイツ、イタリアです。


以上となります。
ご覧頂きありがとうございました。

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ABOUTこの記事をかいた人

『バーを開きたい』という目標ができ、会話力、身だしなみ、語学を学ぶ為日々取り組んでいます。 4年半バーで働いた後、派遣社員としてアパレルで働き現在はマンチェスターへ語学留学中です。 自分が独立するまでの道のりや、学んだ知識、経験を発信していきます。 よろしくお願いします^^