ラム酒にまつわるエピソード【6選】

ラムとは(Rum)、、、

サトウキビから得られる糖蜜(モラセス)を主原料として発酵、蒸留をした蒸留酒です。
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ラム酒って何?羊と関係あるの?答えはNO、サトウキビが原料のお酒です。誕生の流れをザックリ解説

ラム酒にまつわるエピソード

ロンドンでの大火災

テムズ川沿いに並ぶ波止場や倉庫はラム・クウェイ(埠頭)に
6500個の木樽に300万リットル以上の酒が貯蔵されていた。

1933年4月21日、近隣の材木置き場で火災が発生
倉庫に燃え移り貯蔵していた全ての酒に引火。

燃えたラムの川に流れ出し、4日間燃えた。
消化活動に当たった消防士は煙で酔っぱらったそうです。

宗教とラム酒

西アフリカのベナンで生まれた儀式が基盤のウードュー教、
そこから派生したものがアメリカ、ルイジアナ、ハイチでも信仰されています。

それぞれの儀式のあり方は全く違うが、概念は同じです。
ロアという強力な霊が存在し、現世の感覚的体験を通して呼び起こす儀式です。

信者はトランス状態に入り、霊を自身の体内に招き入れてこの世の喜びを味合わせます。
自宅には祭壇があり、ロアの関心を引くためにラム酒を注ぐことから始まる。

飲料物、タバコ、性交が必要となり、霊にの好みに合わせて組み合わせを変えていきます。

愛の女神エルズリーはフライドポーク、ラム酒、紙巻きタバコ。

冥界の守護神、バロン・サムディ(土曜男爵)はラム酒と葉巻。
ちなみに高級ラム、バルバンクールしか好まないそうです。
ウードゥー儀式では酒に酔いセックスをするが、
信者はトランス状態になっているので覚えていないと主張するそうです。
なんとも欲深く気まぐれなロアですね。

黒髭のイキリ飲み

英国の海賊「黒髭」は人を威嚇するのに火のついたラム酒を飲んでいた。
危険な男に見えるがアルコールが蒸発するので誰よりもシラフで冷静だった。

ラム酒に火薬を入れて飲んでいたという逸話もあるが果たして美味しいのか、、?

モヒートの前身

1588年アルマダ海戦でスペインの無敵艦隊を破った英国海軍フランシス・ドレイク
スペインから付けられたあだ名は「エルドラケ(悪魔、ドラゴン)」
ここからラム、ライム、砂糖、ミントを混ぜたカクテルを「ドラケ」と呼び、
部下のリチャード・ドレイクがキューバへ伝え、広まったとされています。

グロッキーの由来

英国海軍提督エドワード・ヴァーノン、グログラン(重くて硬い毛織りのマント)を
いつも着ていたことから「オールドグロッグ」と呼ばれていた。
壊血病対策としてラムを支給するようになっていたが、
酔っ払って業務に支障をきたすと判断。水割りで支給することに。

海兵達は水割りラムを不満に思い「グロッグ」と呼んだ
。この言葉から派生して酩酊状態のことを「グロッキー」と言うようになった。

遺体漬けのラム?ネルソンズ・ブラッド

英国海軍提督ホレーショ・ネルソンはトラファルガー海戦でフランス、スペインを破った英雄。
ですがフランス兵の狙撃を受け戦死。遺体の腐敗を防ぐ為ラム酒の入った樽に入れて英国まで運ばれた。

輸送中、海兵達がラムを飲み干してしまい到着時には空になっていた、
このラムが後に「ネルソンズ・ブラッド」と呼ばれるようになった。

遺体の入っているラムを飲まざるを得ない状況だったのか、
唯の飲兵衛なのか、弔いの為なのか、、真実はどうなんでしょう。
にしても遺体のインフュージョンラムを飲むって凄いな、、


以上、ラム酒にまつわるエピソードでした。

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『バーを開きたい』という目標ができ、会話力、身だしなみ、語学を学ぶ為日々取り組んでいます。 4年半バーで働いた後、派遣社員としてアパレルで働き現在はマンチェスターへ語学留学中です。 自分が独立するまでの道のりや、学んだ知識、経験を発信していきます。 よろしくお願いします^^