【パーリンカ】ハンガリーの蒸留酒 製法と歴史をザックリ解説

パーリンカまたはパリンカ、ハンガリーの蒸留酒(スピリッツ)です。

『燃やす』『蒸留する』の意『強靭な精神』を表します。

ジャンル的にはフルーツブランデーになります。

フランスのリンゴが原料のブランデー、カルヴァドスのように
フルーツが原料のブランデーです。

使用する果物によって名前が異なり

フルーツ名+パーリンカと呼びます。

リンゴを使用すればアップルパーリンカ

チェリーを使用すればチェリーパーリンカ

基本的にはストレートで飲みます。

室温で手で温めながら飲む場合もありますが
十分に香りがするのでお好みで。
冷やしてしまうと香りが閉じてしまうので、
やはり室温、常温で飲まれることの方が多いです。

香りを楽しむにはもってこいのお酒ですね。

製法

原料

桃、アプリコット、プラム、プルーン、洋梨、梨、リンゴ、
チェリー、ラズベリー、ブルーベリー、カリン、イチジクなどなど

発酵

果物を潰し、種は除きます。
種がある状態で蒸留するとシアン化合物という毒が出てきてしまいます。

潰した果物を発酵させます。
2週間前後

蒸留

蒸留機に移し蒸留、計2回の蒸留

1回目の蒸留はアルコールを、
2回目の蒸留は果物の香りを抽出します。
蒸留液にはヘッド、ハート、テールの3種類あります。

ヘッド
初留に出てくる蒸留液、有害物質が多いので使用しません。

ハート
中間で出てくる蒸留液、この部分を使用します。

テール
ヘッド同様有害物質が多いので使用しません。

アルコール度数80%の蒸留液の完成です。

熟成

加水して40%~60%に調整します。

木製樽での熟成するパーリンカもありますが、ステンレス熟成の方が多いです。
樽で熟成してしまうと、樽の成分が出てきてしまい、
フルーツの香りをあまり楽しめなくなってしまう為です。

原料の香りを楽しむ蒸留酒はこのステンレスパターンが多いですね。

パーリンカ法

パーリンカの定義です。

その①

ハンガリーで栽培された果物、発酵、蒸留したもの

その②

上記と同じくハンガリーで瓶詰めしたもの

その③

アルコール度数37.5%~86%の間

歴史

パーリンカは14世紀初頭に始まったとされます、
当時の王、王妃が痛風を治療する為に医師が考案。
スモモ、チェリー、洋梨、リンゴなどのパリンカを口にしていました。

隣国のルーマニアでもパーリンカは作られています、
みなさんご存知『ドラキュラ』実際のモデル『ヴラド・ツペシュ』で有名ですね。

蒸留酒の歴史視点から見ても、
この時代に存在していてもおかしくはないです。

パリンカ以外にも伝統的なお酒で『ウニクム』があります。

ウニクムは『ユニーク』という意味です。

名前の通りかなりユニーク!
ハーブが原料の非常に苦いお酒です、アルコール度数40%
ハンガリーでは大人気らしく、年間400万本売れています。
ちなみにハンガリーの人口は1000万人。

国王が胃を悪くした時にハンガリー王専属の
ツヴァック・ヨージェフ宮廷医師が
40種類のハーブとスパイスで作ったリキュールです。
一子相伝の為、門外不出レシピは明かされていません。


以上です、ご覧いただきありがとうございました。

ハンガリーと言えば僕の中ではハリボー。無限に食えます。

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『バーを開きたい』という目標ができ、会話力、身だしなみ、語学を学ぶ為日々取り組んでいます。 4年半バーで働き、現在はアパレル販売員です。 自分が独立するまでの道のりや、学んだ知識、経験を発信していきます。 よろしくお願いします^^