なぜ美味しいと感じるのか? 美味しさの正体

美味しいを構築する要因は複数存在する。

先に結論を言ってしまうと

精神衛生が健康である事。

これが1番デカいです、
食事をする上での絶対条件です。

気持ちの安定無しでは何を食べても美味しく感じれません。

↓良かったらこちらを参考に↓
【運動】と【食生活】から『精神力』を鍛えるロジック解説。
捨てれないものを捨てるようになる断捨離術

そして精神状態を含む美味しいを構成する要因、
分かりやすく3つにまとめると、、

  • 人的要因
  • 物理的要因
  • 化学的要因

このようになります。

今回はこの3つを深掘りしていきます。

その①人的要因

美味しさを感じるにはまず人的要因。

精神状態が良いこと。

そして精神を構築する要因は3つに分けられます。

  • 心理的要因
  • 生理的要因
  • 環境的要因

心理的要因

感情である喜怒哀楽。
主に『怒』の感情をコントロールできれば、
自分も美味しく感じれる、相手も美味しく感じれる。
ここから発生する、生産性のないストレスは生まれなくなる。

まず自分がどんな人間なのか理解しておくのが
ファーストステップになります。

理解した上で、感情的にならないような仕組み作りをすれば
美味しいに近づけます。

職場で不満を抱え、愚痴をこぼしてしまい、
最終的には爆発してしまう。

抱えきれないストレスはとても危険で攻撃的になりやすいです。

まずは自分の精神力を強くすること、
客観的に見てみる、なぜ怒ったのか?徹底的に分析する、
相手の抱えている問題を把握する、その上で解決策をいくつか提案する。

これすら出来ない状態、会話が出来ない相手だったらさらに上の人へ相談。
それでも解決しないようでしたら転職するか、起業したほうが早いです。

収入源をどこにおくか?仕事は社会的な肩書きに過ぎません。

僕の場合は、性質上あまり怒るタイプではないですが、
自分だったらこうするのに、、というイラつき程度はあります。
一応人間なんで、、、

このイラつきは自身のエゴです。
こうであって欲しいという願い、
そして目の前で叶えられない光景を目の当たりにし
哀しみからのイラつき、というロジックです。
もちろん問題を見つけ、解決策を提案します。

そして真面目に会話できる場を設け、徹底的に向き合います。

生理的要因

人間は何か欠乏している状態、緊急を要するものであれば美味しく感じる。
空腹、乾き、疲労など、、

喉が乾けば水、空腹になれば食事、
欲求を満たす美味しさであれば美味しく感じる。

これは感覚が鋭いということにもなる、
感覚が鈍ければお腹を空いていることすら感じなくなり、餓死してしまう。
現代ではないかもしれないが『もしかしたら』という可能性がある。

実際に僕も経験があります、お腹は空いていない、食欲がないわけでもない、
OOを食べたいという欲求もない、別に食べなくてもいい。

そんな日々が続き、体は気づかぬうちに痩せ細り、
食物を口にすると逆流をするような感覚になっていた。

何かがあった訳でもない、それこそ上記で記述した通り感覚が鈍くなっていました。
原因を考えたところ、僕は何かに夢中になっている時、
目的を達成するまでは生理的欲求(色欲、食欲、睡眠欲)は無くなるという状態になります。

環境的要因

生まれ育ちや、空間、時間など、、
幼少期から新しい味覚を開花しつつ、
家庭料理などで信頼と安全が記憶に刷り込まれ安心感による美味しさを感じる。
味覚の記憶形成。香りや食感は記憶に残りやすい。

つまり
生まれ育った国や地域、民族などの食文化によって味覚の記憶形成がされる。

確かに母親の作る料理は安心感があり、
美味しいと思えると同時に心理的要因も解決している事が分かります。

母親以外にも時間共有した人との食事は信頼と安心が記憶に刷り込まれます。

初めて行くお店、何度か通っているお店、
室内での食事、外でのBBQ、飛行機の機内食、、、

いろんな空間があります、空間によっても感じる刺激は異なりますね、、
これは緊張や落ち着きといった心理面が関わっています。

適度なストレス(刺激)は場合によっては美味しいを作る環境になりそうですね。

その②物理的要因

人間の5感のうち触覚、視覚、聴覚による要因。

触覚

温度、口当たり、食感、歯応え、喉越し、触り心地

人間が生まれてからすぐ『接触』をします、接触することで
この世界に存在していることを認知します。

そして接触をしながら育ちます、育ちながら触覚の記憶形成をしていき
その中に美味しいにつながる要因が含まれます。

安心、危険の区別を終えて記憶されたものは、
触覚を通じて記憶の蘇りを行います。

まとめると
記憶の蘇りと食感による快楽神経への刺激。
↓こちらも参考にどうぞ↓
美味しいの探求【触覚編】

視覚

触覚同様、脳内でのシュミレーションと
色彩による心理的効果をもたらします。

お皿やグラス、盛り付け、造形美、時間軸による動き、
色彩で気分の状態を目の前の食材に投影し、

まとめると色によって感情が無意識に刺激される、
綺麗な動きによって快楽感覚が刺激される、
物の形によって好みが分かれるが刺激される、
これらが美味しさに繋がる。
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美味しいの探求【色彩編】

聴覚

音も触覚、視覚同様記憶を呼び起こし
無意識に気分を落ち着かせたり、興奮させたりする効果があります。

咀嚼音や振動による快楽神経への刺激も美味しいに繋がる要因です。

特に音が大きく影響するのは、感情だと個人的は感じます。

自分の心地いいリズムが安心や落ち着きをもたらし、
自身の脳内シュミレーションでセーフゾーンの領域展開しているような状態になり、
余裕と冷静を保ちやすくなり、会話や食事に集中できる環境になります。
↓こちらも参考にどうぞ↓
美味しいの探求【聴覚編】

その③化学的要因

物理的要因では嗅覚、味覚が関わってきます。

嗅覚

空気上に浮遊する、
匂いの粒子が鼻の粘膜に付着し脳に信号を送り
情報を処理しています。

5感のうち特に記憶に残りやすい感覚の1つです。

上記でも解説がありましたが、人間は感覚を刺激しながら成長していきます、
なので自身の育った環境、地域、民族、家庭で味覚の経験値を積んでいきます。

山育ちなら、草や花の香りが快
海育ちなら、磯や潮の香りが快

など、環境によって異なります。

そして香りを嗅いだ時に、それぞれの記憶を呼び起こし、
受け入れられるか受け入れなれないかが決まってきます。

香りは結構面白いです、探究のしがいがありそうですね。

↓こちらも参考にどうぞ↓
美味しいの探求【嗅覚編】

味覚

味覚には5基本味というものが存在します。

甘味、塩味、酸味、苦味、旨味

  • 甘味
    甘味には食欲を抑える効果があります、
    脳の中枢神経を鈍らせ、舌も鈍らせ、食欲をストップさせてしまいます。

なので食後が好ましいです。

また人間が生まれてから1番最初に感じる味覚でもあります、
大人になってから甘味を摂取すると、心が和む事が判明しています。

童心回帰、またはチルドレンズアワーともいいます。

精神衛生上、甘味の摂取は必要ですね。

  • 塩味、酸味、苦味
    食欲を増進させる効果があります、
    特に酸味、苦味、舌の感覚を鋭くさせ
    胃に向かう過程で食欲を増進させる効果をもたらします。

食前向きです。

  • 旨味
    塩味、酸味、苦味同様食欲を増進させる効果があります。

※ちなみに日本人が発見したものです。

↓こちらも参考にどうぞ↓
美味しいって何?なんで美味しいの?どうしたら美味しく感じるの?

まとめると美味しさの正体は、、、

精神衛星が健康である事。

一言では限界がありますが、突き詰めていくとやはりたどり着く場所は同じです。
自身の育った環境、地域、家庭、民族、での味覚の経験値と記憶によって異なる。
そして美味しいを呼び起こす要因は複数存在する。
危険か安全か?冒険か保身か?安定か変動か?

味覚のアップデートは自分次第、美味しく感じたいなら精神状態の安定。

受け入れるか受け入れないかは自分次第。

精神状態が安定していれば正直なんでも美味しい。

なので美味しいを作る礎が人間性の追求。

精神状態の安定ができて初めて味覚を追求していける。

もうお分かりでしょうが、
良質な人間関係の構築が美味しいを作り上げやすい環境となります。

分かりきっていることでしょうが、言わせていただきます、、、愛情の籠っている料理は美味しい。

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ABOUTこの記事をかいた人

『バーを開きたい』という目標ができ、会話力、身だしなみ、語学を学ぶ為日々取り組んでいます。 4年半バーで働いた後、派遣社員としてアパレルで働き現在はマンチェスターへ語学留学中です。 自分が独立するまでの道のりや、学んだ知識、経験を発信していきます。 よろしくお願いします^^